「もう何年もヨガやってるけど、全然身体が柔らかくならない。」
という方におすすめの一冊です。
今までの方法で柔軟性がつかないなら、思い切ってこの本のやり方でやってみてはどうでしょう。
この本は、ストレッチ講座を行う著者の村山巧先生が、科学的なアプローチで最短で効果を出すように進化させたトップギアストレッチが紹介されています。
トップギアストレッチとは
トップギアストレッチは、「PNFストレッチ」と「筋膜リリース」をもとにしたものです。
これはごく一部のプロフィギュアスケーターや新体操選手などが知っている方法だそうです。
PNFストレッチとは
筋肉を強く収縮させた後に弛緩させることで、脳の運動系の神経を刺激し、短時間で筋肉や関節の可動域を広げる手法です。この本では脳科学アプローチと呼ばれています。
筋膜リリースとは
全身を覆う筋膜のゆがみを正しく戻し、筋肉や関節が正しく動けるようにする手法です。この本では筋膜アプローチと呼ばれています。
本の概要
全身をパーツ別に2つのアプローチ
首から始まり、最後はすね・足裏・つま先まで、脳科学アプローチと筋膜アプローチの二つの方法で身体を柔らかくし、可動域を広げていきます。
例えば、体側の場合。まずは脳科学アプローチです。
肘を持って倒しながらも、肘は抵抗して力を下にかけていきます。
青が抵抗する矢印、赤が物理的に力を加える方法です。
続いて筋膜アプローチです。筋膜アプローチはテニスボールやフォームローラーなどを使います。
この本の著者の村山先生のイベントに、息子と一緒に参加した際にこれを教えてもらったのですが、フォームローラーはとにかく痛い!!!!
わたしだけでなく、息子も他の参加者の人たちも、痛い痛いと言いながらやっていました。
でも、これが良く効くのです。
難しいポーズに挑戦
パーツ別にほぐれたら、次は難しいポーズに挑戦していきます。
例えば、エーカ・パーダ・ラージャカポタアサナ(鳩王のポーズ)などもこんな感じで。
難しいポーズはほかにも、背面握手や横開脚、前後開脚、Y字バランスなどのやり方が丁寧に紹介されています。。
まとめ
じっくり深めるストレッチではなかなか柔らかくならない時には、トップギアストレッチをやってみるとよいでしょう。
トップギアストレッチは脳科学アプローチと筋膜アプローチを組み合わせた科学的なメソッドです。
身体を柔らかくするだけでなく、難しいアサナに挑戦したい場合も、本を参考に練習するとできるようになるかもしれません。