「本格的なインドカレーを家でも作りたいけど、スパイスもカレーの作り方もわからない」
という方におすすめの本です。
用意するものはたった5つのスパイス、そして作り方もいたってシンプルになっています。
わたしの子どもたちは、日本のカレーよりもこの本のレシピのカレーの方が好きだと言います。
有名なスパイス料理研究家の香取薫さんの本です。
5つのスパイス
クミン
この本のレシピでは、クミンはシードとパウダーの2種類が必要です。
いかにもカレーの香りがします。
コリアンダー
こちらも、シードとパウダーの2種類がでてきますので用意しましょう。
生の葉っぱのコリアンダー(香菜)はよく手に入るようになりましたが、こちらはその種になります。
ターメリック
ウコンのことです。しっかり火を通さないと苦いスパイスです。
レッドペッパー
唐辛子なので、普通にスーパーで手に入ると思います。
レッドペッパーとは別に、ブラックペッパーを使う料理もでてきます。
ガラムマサラ
料理の最後の香りづけに使う事が多い、ミックススパイスです。ただし、ターメリックは入っていません。
本の概要
サブジ(野菜)、カレー、ダール(豆)、ごはん&チャパティ、スナック&スパイシーグリル、サラダ、スープ&ドリンクと、多岐にわたるメニューです。
どれも、シンプルな材料で作るもので、スパイスさえ家に常備しておえば、冷蔵庫の野菜や肉でできるものばかりです。
ベジタリアン向きレシピが充実
ダール(豆)のレシピが充実しています。
ダールは、和食でいうお味噌汁のようなもので、インドの人は毎日いただくそうです。
シンプルダール、ミックスダール、ほうれん草入りダール、大根入りダールと、4種類。
さらに、サブジ(野菜)もじゃがいも、なす、にんじん、カリフラワー、キャベツ、オクラなど、毎日作っても飽きない、というより、どんどん作りたくなります。
サラダもひよこ豆、大根、きゅうりと3種類あります。
これだけバリエーションがあれば、毎日作って食べても飽きないでしょう。
写真が充実
作り方はいたってシンプルに、そして慣れていないスパイスの使い方はとても丁寧に書かれています。
例えば、油に入れたクミンシードがどういう状態の時に材料を入れるのか、とか、玉ねぎのあめ色というのはどのくらいの色なのか、というところです。
こういう点は必ず写真がついているので、実際の調理と見比べながら料理ができるので、失敗しません。
まとめ
インド料理に挑戦したければ、まずはこの本とスパイス5つをそろえましょう。
ベジタリアン向けのレシピが充実していて、毎日作っても飽きません。
ちょっと難しいところは写真がついているので、確認しながら調理ができ、失敗がありません。