アーサナヨガのレッスンを受講していると、クラスの組み立て、インストラクションの仕方、間合いの取り方など、この先生はいいな、と思える人に出会います。
自分と相性が良く、内面からヨガを伸ばしてくれる先生を見つけて学べるというのは、最高であることには間違いありません。
ヨガを学ぶ際にどんな先生を選んだらいいのか、今まで出会った先生の言葉をもとに自分なりに3つ考えてみました。
逆に、先生として教える立場であるならば、こういう先生になったらいいという指針にもなります。
瞑想をしている先生
わたしが習っている先生の話です。
引っ越しをしてしまうクラスの生徒さんが、先生に「引っ越し先でヨガを続けたいのですが、どういう先生を選んだらいいのでしょう?」と聞きました。
先生は即座に「瞑想をしている先生を選びなさい」とおっしゃっていました。
クラスで瞑想を教えていなくても、先生自身が瞑想をしている事が大事だそうです。
思い返してみたら、わたしが長く習ってきている先生たちはみなさん日々瞑想をしています。
もちろんアサナの指導も素晴らしいのですが、瞑想をしている先生というのは、指導を受ける人にとっても、何かエネルギーが違うような気がします。
ヨガ的な考え方や生き方の話をしてくれる先生
これもわたしが今も習っている同じ先生です。
先生は誰よりも早くクラスに入って、やってくる生徒さんの様子や体調を観察しています。
何気に行った会話や、日常のニュースをピックアップして、ヨガの考えに落とし込んで、クラスの最初に話をしてくれます。
「ヨガ=アーサナの指導」だけではなく、ヨガのクラスの中で、日常のこういう場面にヨガの考えを活かすといいんだと気づかせてうれます。
最初に出会うものが先生
ハラクマ・ケンさんの本、『ヨガから始まる』には、「最初に出会ったらものが、次にもっとヨガに近づくための出会いを引き寄せる。求めているものは向こうからやってくるという考え方です。」とあります。
例えば、スタジオで指導を受ける機会がない人がヨガをやってみたいと思った際、書店で手に取ったDVDで学び始めたら、そのDVDが先生であるという事です。
たとえDVDからでも、必要としていれば、必ず何かを得ることができる、そして、それがさらに次にヨガに近づくための出会いを引き寄せてくれるのだそうです。
わたしのヨガの先生も、「いい先生とか、悪い先生とかはなく、どんな先生からも学びがある。」と教えてもらったことがあります。
なので、今、自分が出会っている先生が今の自分の先生であり、もっとヨガを深めたければ、さらなる出会いを引き寄せる、ということなのでしょう。