ヨガをやっている人は、ベジタリアンが多いです。
ヨガの食事では、サットバ(純粋なもの)を食べるように勧められますので、必然的にそうなるのだと思います。
わたしは、若いころに知識がないままベジタリアンになり、今は逆に肉や魚もありがたくいただく食事になっています。
ただ、肉の摂取量は一般に比べるとかなり少なめです。
勉強不足だったわたしは、ベジタリアンになった時は失敗も多く、正直体調も今より悪かったです。
きちんとしたやり方でベジタリアンへ移行すれば、心も身体も軽くなる上に、地球にも優しい食事法です。
ゆくゆくは、またベジタリアンにゆっくり戻る気もしますが、今は体調も良いので、この食事を否定せずに過ごしています。
これからベジタリアンになる人の参考になるかもしれませんので、わたしの失敗談をご紹介します。
1.たんぱく質の摂り方
今の食事から肉や魚を排除すると、必然的にたんぱく質不足になります。
最初はそれに気づかず、メインのおかずを除いて、野菜をたくさん食べればいいものだと思っていました。
が、貧血がどんどんひどくなり、いつでも立ちくらみがする状態に陥ってしまいました…。
健康診断では、お医者さんがびっくりするくらいの貧血の数値でした。
ですので、これからベジタリアンになる人は、最初は思ったより多めのたんぱく質を意識的に摂るようにした方がよいと思います。
日本は、ベジ天国で、豆腐、厚揚げ、納豆などたくさんの植物性たんぱく質があります。
レシピを思いつかなかったわたしは、マクロビオティックを勉強して、玄米菜食の知識と、料理法のバリエーションを増やしました。
2.外食のお付き合い
友人と外食、となると、お店の選択肢が限られてきます。
意外と和食は難しく、イタリアンやインド料理などがベジタリアンには優しいメニューが多いです。
外食が難しくなったことで、人付き合いに気後れしたり、実際に減ってしまう時期もありました。
個人的には、親しい人との時間が減るのはすごく残念ですし、自分のためにお店を変更なども相手に気を遣わせて申し訳なく、そのことが逆にストレスになってしまっていました。
なので、外食は「楽しい時間をいただこう」と割り切って、普通に食べる事にしていました。
3.頭でっかちになる
「肉を食べる=悪いこと」「添加物・農薬=悪いもの」と頭でっかちになった時期もありました。
そうなると、スーパーに行って何を見ても「これはアミノ酸が入ってるから悪いものだ」「これは農薬使ってるから悪いものだ」と、右も左もすべて悪いモノ!となって、考えもネガティブで否定的になってしまいます。
ある時、ベジタリアンの方とお話をしていて、一般的なお肉やお魚を摂る食事に対しての強く否定的な意見がとても気になって、自分もこうなっているんだなと反省しました。
畜産業の人たちの想いもあります。
添加物を開発している人の想いもあります。
目の前の食事をありがたいな、美味しいなと思っていただく事が、結局は一番身体にいいことなのではと思います。
子どもたちのこと
ちなみに、わたしが完全なベジタリアンだった時に妊娠・出産した息子は、お肉よりも豆腐や豆が好きな子です。
わたしが肉や魚を摂るようになった時に妊娠・出産した娘は、お肉大好きな子です。
関係あるのかないのかわかりませんが、面白いなと思います。
まとめ
ベジタリアンになるときは、少し勉強してから始めるとうまくいくと思います。
たんぱく質の量、おつきあいの仕方、考えた方の部分で、わたしは失敗しました。
マクロビオティックを勉強することで、知識とレシピが増えました。