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春のお彼岸にみるインドとの繋がり お彼岸の語源はサンスクリット語だった

ちょうど今は、春のお彼岸です。

暑さ寒さも彼岸までという言葉どおり、ゆっくりと寒さも和らいできました。

春のお彼岸は、春分の日を中日として、前後3日間を合わせた7日間です。

ですので、この連休中に、お墓参りをするご家族をよく見かけます。

仏教はもともとインド発祥なので、色々なところでインドとのつながりが見えてきます。

彼岸の語源はサンスクリット語

お彼岸の語源は、インドのサンスクリット語「paramita波羅蜜多(パーラミター)」の漢訳である「到彼岸(彼岸に到る)」の略で「彼岸」となりました。

此岸(しがん)という迷いの現実世界から、悟りの理想界、涅槃の世界(彼岸)に至るという意味です。

もともと太陽が真東から昇り、真西に沈む春分の日は、日本の太陽信仰においても重要な日であったそうで、「日願(ひがん)」からきているという説もあります。

卒塔婆(そとうば)の語源もサンスクリット語

お墓で見かける、文字の書かれた細長い木の板、何かなと思ったことはありませんか。

そこに書かれている文字が、梵字(サンスクリット語)のものも、よく見かけます。

元々、サンスクリット語で“ストゥーパ”という、お釈迦様の遺骨を納めた塔があり、それを元に五輪塔や五輪卒塔婆という、遺骨を納める塔が作られました。

それを簡略化したものが現在の卒塔婆という板です。

なので、横のガタガタした部分は、五輪塔(五重塔)のイメージで、5つのパーツに分けられています。

五重塔と同じく、卒塔婆は上から、空・風・火・水・地の順番に形づけられています

まとめ

仏教はインド発祥なので、インドの宇宙観を感じるものが多くあります。

お彼岸も、お墓で見る卒塔婆も、サンスクリット語からきています。

梵字で書かれたものも多い卒塔婆は、五重塔のように五つのパートにわかれており、上から空・風・火・水・地に形づけられています。