夫の会社がやっと、シフト制のテレワークになり、週に2,3日は家で仕事ができるようになりました。
この、どこでウイルスに感染してくるか分からない状況で、満員電車に乗る機会が減って、少し安心しています。
なにより、平日に三食を家族で食べるというのがなんと幸せなんだろう。
世の中がコロナウイルスで大変な事になっている時だからこそ、目の前の些細な事でも、本当にありがたく感じます。
サントーシャとは
ヨガの八支則のニヤマ(日常生活で実践すべき5つの事)の中に、サントーシャというのがあります。
日本語では、知足と訳されます。
「足るを知る」、すなわち、今あるものに満足することです。
わたしたちは普段、自分のまわりにあるものはすべて当たり前だと思い、感謝をすることなどほとんどありません。
それは健康だったり、安全だったり、周りの人だったり。
失って、初めてそれが大切なものだったことに気が付きます。
今、自分だけでなく、世界中の人の命が危機に陥っています。
当たり前だと思っていた日常は、実はものすごくありがたかったことなんだ、と気づかされています。
サントーシャを実践する方法
このような普段と違う状況であれば、サントーシャを実行できるかと思いますが、いつもの生活に戻ったらどうでしょう。
どうやったら普段からサントーシャを実践できるかを自分なりに考えてみました。
今ここを意識して暮らす
子どもたちと食事をする時に、Youtubeを見ながら食事をすると、画面を見るのに夢中になり、食がなかなかすすみません。
後で「あれ?今日のご飯、何食べたっけ?」と聞かれる始末です。涙
テレビを見ながら食事をしたり、スマホを見ながら勉強していたりすれば、どちらも中途半端で満足できないでしょう。
テレビを見るならテレビだけ、食事をするなら食事を、というように、今ここに集中しましょう。
また、先の事はわからないので、だれでも不安ですが、不安ばかり募っても、今を生きていけません。
過去の事も同じで、だれでも失敗や後悔はありますが、そればかりにとらわれていても今を生きていけません。
今出来ることを精一杯やることが、満足(=足る)に繋がります。
人と比べない
自分と比べて出来る人は、世の中にはたくさんいます。
SNSで流れてくるたくさんの情報を見聞きして、自分にはこれがない、あれがないと自己嫌悪に陥ってしまったり、
他の人が持っているものや出かけた先を見ては、あの人はいいな、この人はうらやましいと思っていては、いつまでたっても満足できないでしょう。
不要な情報はきっぱり絶つ勇気も時には必要です。
努力はするけど期待しない
周りにいる、サントーシャを実践している人は、皆さん努力家です。
その努力の目的は、だれかの上に立ちたいとか、有名になりたい、というものではない気がします。
結果を求めずに、自分自身が出来ることを精一杯努力している人は、結局は自分が好きですし、満たされています。
これが、ヨガのニヤマの一つであるタパス(鍛錬)に繋がってくるのではないでしょうか。
逆に、努力をしていない人は、自分自身が好きになれないですし、それだと永遠に満たされないのではないでしょうか。
まとめ
サントーシャはヨガの八支則の一つで、知足、すなわち今あるものに満足するという意味です。
サントーシャを普段から実践するには、今ここを意識して生活をしたり、人と比べるのをやめることをやってみるといいでしょう。
また、結果を求めずに今出来ることを精一杯行うことは、自分自身が好きになり、満たされることになります。