昨年の梅雨時期、雨が降る数時間前から頭痛がするようになりました。
雨が続くと、立てないくらいひどい頭痛になる日もあり、泣く泣く病院にいってみることにしました。(病院苦手なんです…)
とても優しそうな若い先生で、万が一を考えて、とMRIも撮ってもらったのですが、特に異常はなく、気圧が低いと脳がむくんで、頭蓋骨を圧迫しているとのこと。
年齢とともに、低気圧で脳がむくむようになるのは、よくあることだそうです。
規則正しい生活や、良い食事を心がけてくださいね、と言われ、そこで処方されたのは、漢方薬でした。
考えてみれば、若いころはかなりめちゃくちゃな生活だったので、バファリンが手放せなかったのですが、ヨガを始めてからはこの歳になるまで、ほとんど薬のお世話になることはなかったのです。
なので、漢方薬も実は初めてでした。
そこで飲んでみると、わたしには漢方薬がとても良く効くことがわかり、今では手放せなくなっています。
ちなみに、頭痛はコーヒーも原因のようで、コーヒーを断ったら、低気圧で起こる頭痛の度合いはさらに減りました。
わが家で常備している漢方をご紹介します。
五苓散(ごれいさん)
五苓散は、むくみだけでなく、急性胃腸炎や、めまいにも効果があります。
水分代謝がうまくいかずにおこる、体の異常に効くそうです。
雨が降る数時間前、気圧が下がってくる時にわたしの頭痛は起こるのですが、あ、頭痛がくるなと思ったらすぐに五苓散を飲むようにしています。
すると、軽い片頭痛で済みます。
この漢方は、二日酔いや子どもの下痢にも効くそうなので、家に常備しておくと便利ですね。
酸棗仁湯(さんそうにんとう)
酸棗仁湯は、神経の高ぶりを鎮めて、熟睡できるように働きかける生薬が配合されています。
身体が、というより、心が疲れてどうしようもない時に飲んでいる漢方です。
わたしは、心配事があるとすぐに睡眠に影響し、ほとんど眠れなくなります。
ひどいときは、3日間、一睡もできない時もありました。
そこで、思い切ってこの漢方を飲んでみたところ、穏やかに効き、眠れるようになりました。
十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
外出自粛制限が出た際に、しばらくこのような状態がつづくなら、身体も心も元気がなくなってくるだろうから、この漢方を飲むといいよ、薬剤師の友人が勧めてくれた漢方が十全大補湯です。
調べてみると、疲労倦怠感、貧血、皮膚の乾燥、食欲不振、寝汗、手足の冷えなどの不調があるときに処方されるものだそう。
病後・手術後の体力低下をはじめ、産後の衰弱、貧血、冷え症の改善などにも効くそうなので、女性にはとても心強い漢方ですね。
まだ飲んだことはありませんが、何かあった時にはお世話になろうと思っています。
まとめ
五苓散は、むくみ、急性胃腸炎、めまい、二日酔いや子どもの下痢にも効きます。
酸棗仁湯は、神経の高ぶりを鎮めて、熟睡できるように働きかけてくれます。
十全大補湯は、疲労倦怠感、貧血、皮膚の乾燥、食欲不振、寝汗、手足の冷えなどに効きます。