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【瞑想のすすめ】誰かを責めても満たされない 内側から自分を満たそう

メンタルヘルスの専門家である、下園壮太先生によると、コロナに対する不安が少し低下してきた今は、多くの人の疲労が蓄積している時期なので、スケープゴートが生じやすいそうです。

スケープゴートとは「誰かをみんなで責める傾向」を意味します。

その流れは、各人がストレスにより疲弊する→イライラと自信低下が起こる→ちょっとしたミスをした個人を集団で非難しストレス解消を図る、とのこと。

厄介なのは、いわゆるいじめている方たちは、通常頭もよく頑張り屋さんが多く、しかも多数決の原理も手伝って、「自分たちは正しいことをしている、悪いのはあいつだ」と認識しているところです。

ネットの世界では、医療従事者に対するいじめだったり、コロナにかかった人に対する非難だったりと毎日のように目にします。

 

数年前、わたしはまさに集団ママ友いじめのスケープゴートでした。

「あなたの子育てが悪い」と集団で非難され、連日家にピンポンされてクレームを言いに来られ、何をやっても文句ばかり言われ、心がボロボロになりました。

言ってくる人たちは、正義のつもりでやっているのかもしれませんが、信じられないくらい、どんどんエスカレートしていくのです。

それも一人で来る事はなく、必ず集団なのです。

思い出しただけで、いまだに吐き気とめまいが起こります。

 

でも、ありがたいことに、この集団いじめがきっかけで、日々の瞑想をはじめるようになりました。

そして、自分が満たされている点をどんどん探すようになりました。

なので、わたしにとっては、それまではプラーナヤーマまでしか行ってなかったヨガの八支足を、次のステップに押し上げてくれたありがたい経験なのです。

そのくらい強烈な体験がないと、なまけもののわたしが、毎日瞑想をするなんてできなかったでしょう。

 

今日、あるお話で、ふとこの体験を思い出しました。

わたしをいじめていた人たちや、ネットで非難の書き込みをする人たちのように、あの人許せない!と思っていると、どんどんエゴが成長し、傲慢さになっていきます。

そのような人は、常にプレッシャーがあり、満たされていない人、なのでしょう。

「こんなに頑張ってるのに誰も褒めてくれない。」

「こんなに頑張ってるのに、子どもが思うように育ってくれない。」

 

外から満足を手に入れようとしても、たとえ手に入れてももっと欲しくなります。

「もっとこっちも褒められたい。」

「子どもにいい学校に入ってもらいたい」

 

そうやって五感だけを満たしていても、永遠に満たされないのです。

大きすぎる期待は、不幸を生み出します。

 

それでは、どうやったらいいのでしょう。

外に期待をしない、というのも手です。

寛容力も身につけましょう。

 

でも、もっと内側から満たされる方法があります。

それは、祈ること、瞑想すること、それはすべてに感謝することです。

自分は何て満たされているんだ、雨風しのげる家もある、食事にも困っていない、なにより、五体満足で生きている!

ヴェーダの世界での成功者は、お金持ちでも、健康な人でもなく、すべてから自由になっている人を意味します。

瞑想はまさに、内側から自由になる行為です。