Apricot tree yoga
日々、ヨガ勉強中
philosophy

幸せになりたい人はヨガをしよう ヨガの本当のゴールとは

オンラインでのヨガクラスが豊富になって、わたしは目移りするくらい連日楽しんでいます。

どんな先生のどんなクラスを受けても必ず学びがありますし、自分と向き合う時間は心からリラックスできます。

遠方や子どもがいる人だけでなく、きっとスタジオが苦手な人もいると思うので、このままオンラインが根付いてほしいです。

何より、ジャージで参加してもいいし、化粧してなくてもいい、というのが本当に有難いのです。(タマス優位…)

 

若いころは、スタイル抜群の人の隣にマットを敷くのは気後れしたり、前屈ぺったり出来る人の隣では、できない自分は恥ずかしいなと思ったりしながら無理してポーズをとったりしていました。

人の目ばかり気にしていたんですね。

また、あのアーサナができるようになりたい、とか、先生がもっと知らないアーサナやってくれないかな、とか、完全にヨガの目的がアーサナをとることになってしまっていました。。。

 

ヨガのゴールは何でしょう?

わたしは若いころゴールだと考えていたアーサナは、ヨガの目的ではなく、手段です。

アーサナに執着することで欲がでたり、アーサナができても満たされないものがあっては、意味がありません。

では、ヨガのゴールは、健康でしょうか。

実は、健康も手段なのです。

健康も、一見よさそうな目的に見えますが、執着すると、TVでいいと言われたものを買いあさったり、健康なのにさらにサプリメントをとったりと、どんどんエスカレートしていきます。

生まれつき健康でない人はヨガの目的は果たせないのか、と言われたら、そんなことないですよね。

 

ヨガのゴールは、『ヨーガ・スートラ』によると、カイヴァリヤ、と言われています。

神との合一とか、完全に自由な状態とか、解脱とか、色々な訳がありますが、要は幸せになることです。

外に幸せを求めず、自分の内側に常にある(けど忘れている)幸せに気づくことなのです。

そのためには、「できるだけ多くの人(もちろん自分も含めて)に、できるだけ多くの時間、できるだけ多くの幸せを与えること」がヨガだとわたしは思っています。

 

自分が大変な状況で、多くの人に幸せなんか与えられない、と思うかもしれません。

幸せはお金ではありません。

言葉遣い、買い物、食べるもの、日常の掃除など、普段の生活の中でも、自分が幸せになる、そして人を幸せにする方法はたくさんあります。

先生は、「世界を祭壇とみなして行動しなさい」とおっしゃっていました。

そうしたら、ひどい言葉を吐いたり、カップラーメンばかり食べたりしないでしょ?と。

幸せになるために、アーサナで身体を整え、プラーナヤーマで呼吸を整え、世界中を思って瞑想しましょう。

有難いことに、ゴールへの行き方はもう既にわかっているのです。