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philosophy

【チッタ・ブーミ】人はいつもあれこれ考えている 脳を休めるためにも瞑想しよう

わたしはとにかくよく夢を見ます。

昨年の夏休みに息子が夢の研究をしたのですが、実験してみると一日に1個どころか、2個も3個も夢を見ていることがわかり、かなり驚きました。

そのくらい、いつもあれやこれや考えているんですね。

これほど休む暇もなく脳を使っているのは身体にもあまりよくなさそうです。

 

『ヨーガ・スートラ』によると、心(チッタ)には、5つの段階があり、チッタ・ブーミと呼ばれます。

チッタを脳だと思って考えてみます。

1.クシュプタ ゆらぎ (ラジャス)

2.ムーダ 鈍さ (タマス)

3.ヴィクシュプタ 注意散漫 (大半はラジャスとサットヴァ)

4.エーカーグラ 一点集中 (サットヴァ)

5.ニルッダ 心の動きの停止 (グナが活動をしていない)

1の状態の時、心は外の世界にとらわれていて、全く集中できていません。

日中大半は、この状態かもしれません。

2は、疲れていたり、眠くなっていたりして、活動が鈍くなっている時です。

食後とか、夜更かしした次の日の朝とか、これもよくあります。

3は、集中しては散漫になり、また集中しては散漫になり。

学生時代の授業とか思い浮かべてしまいます。。。

息子の宿題する様子とかも、まさにこれです。

これは、八支足だとダーラナになります。

4は、サットヴァが優位になってきて、一点集中、ディヤーナの状態です。

最終的に5、すなわち、どのグナも働いていない状態になります。

 

日常、何もしなければ、1、2、よくて3の状態しかありません。

それくらい、あれこれいつも考え事をしているものです。

さらに寝ている時でも夢をみるくらいですから、本当に休む暇がありません。

 

脳を休めるためにも、日々の瞑想は、とても意味があります。