greenzに掲載されていた、サティシュ・クマールさんからのメッセージにとても共感しました。
サティシュ・クマールさんは、インド出身のイギリスの思想家であり、活動家です。
彼は、今回のこのコロナ禍を、人間が今までに行った行為の結果だと考えています。
2つ目の教訓は全ての人類の行動には必ずその結果が伴うということ。
過去何百年において、人類の活動は、生物多様性の減少、二酸化炭素や気候変動を引き起こす温暖化ガス排出の原因であった。人類の活動の影響で、海はプラスティックで汚染され、土は人工化学肥料で汚され、熱帯雨林は前例のないスピードで消滅している。
これらすべての人類の負の活動は、必ずなにかの破壊的な結果を生む。短期的には、津波や洪水、森林火災や今でいえば、新型コロナウィルス。長期的には、地球温暖化や気候変動として。
今までの生活にすぐに戻すことは、間違いなくまた新たなカルマを生んでしまいます。
これからどう生きるのか、わたしたち一人一人が生活だけでなく、考え方から変えなければいけないのです。
新型コロナウィルスによる危機を通じて、自然は強いメッセージを送っている。今こそ目を覚ますときであると。これ以上、環境汚染を広げることはできない、自分たちの行動による結果を無視することはできない、という合図だ。私たちは縁起(カルマ)の力があることを知っている、今このときにおいては、それは新型コロナウィルスという名のものだ。
現代の文明は無数の痛みを自然に与えてきた。そして今、私たちはその結果を収穫している。私たちは変わらないといけない。新しいパラダイムをつくりだすべき時が来たのだ。人々の健康を回復するために、私たちはかけがえのない地球の健康を回復しなければならない。
人々を癒やすことと自然を癒やすことは一つであり同一のことである。私たちは地球を癒やすためにできることに取り組んでいく必要がある。前向きなアクションのみが前向きな結果をもたらす。これは縁起(カルマ)の原理原則なのだ。
緊急事態宣言が解除されて、ステイホームでなくなるわたしたちはどう前向きなアクションを起こしたらいいのでしょう。
五感を満たすばかりの生活は変えていかないといけなさそうです。
世界各国における大小様々なロックダウンは、政府や企業や普通の人々が社会全体の健康という大きな善のために一丸となり、大きな経済的リスクをとれることを証明してくれた。
この経験は私たちに、自然と生物圏の健康を守るために大胆な行動をとることができる、という自信と勇気を与えてくれるはずだ。私たちは自然の樹木の枝に座っていることを忘れてはいけない。もし私たちが座っている枝を切ってしまえば、私たちは落ちてしまうのだ。
ポスト・コロナ時代、地球と人々の健康のため、さあ共に行動しよう。
最後は、力強い言葉で終わっています。
全文はぜひここから読んでみてください。