発明起業家、藤村靖之先生に教えてもらった言葉で、今でも自分が何かをする指針としているものがあります。
それは、「自分にも他人にも、地球にも優しく」というものです。
何かを買うとき、何かを行うとき、この言葉を思い出せば、間違いない気がします。
たとえば、バッグが必要で買おうと思います。
いくら良いモノでも、あまりに高価で、自分が支払える範囲を超えているものは、自分には優しくありません。
では、値段は自分の予算内、とても素敵なデザインであったとしても、希少動物の皮を使っていたり、環境に悪い素材であったら、これは地球には優しくありません。
自分が買える範囲で、自分が好みのデザインの、環境に優しい素材を使って作られたものを買うのがいいのです。
たとえば、仕事を選ぶときです。
給料がとても高くても、ほどんど家に帰れないような残業だらけな会社であれば、疲弊してしまって、自分に優しくありません。
また、環境を破壊して利益を得ている企業で働くのであれば、地球に優しくはありません。
選ぶ軸を持っていると、何かと迷わずに楽になります。
ヴェーダでは、自分がやっていることと、したいこと、すべきことの3つが重なったところが、ダルマだと言われています。
毎日何杯もコーヒーを飲む人のコーヒー豆が、児童労働で作られたものであれば、それはすべきことではなく、選択を変えたほうがいいでしょう。
瞑想はとてもいいことですが、家族がいるのに、それを完全にほったらかして、瞑想に明け暮れていれば、それもちょっと違います。
お金を使えきれないくらい稼いでも、何にも使わなければ、意味がないでしょう。
そうやって、自分がやっていること、したいこと、すべきことは、うまく重なっているかな、と時々確かめるといいかもしれません。