何かが起こったとき、どうとらえるのかは人によって違います。
どのような状況でも、ほがらかに、ご機嫌に、快く受け取ることをティティクシャーと言います。
例えば、渋滞に巻き込まれたときに、とても不機嫌になる人がいます。
そんな時でも、ご機嫌に受け止めること、それがティティクシャーです。
斎藤一人さんは、渋滞などで遅刻してしまうことを、「神様の時間調整」と呼んでいました。
もし、時間通りについたら、なんらかの事故に巻き込まれていたかもしれない。
それを、渋滞に巻き込むことで、神様が事故に合わないように調整しているんだよと。
渋滞という、自分ではどうしようもない状況でも、こうやって考えることで、ご機嫌に受け取ることができるなんて、ステキですね。
そもそも日本以外の国では、何事も時間通りにいかないことが多いものです。
わたしも、結婚式に呼ばれて、招待状の時間ピッタリに行ったら、誰もいなかった、ということもありました。
(その後、このことを現地の人に話したら、頭をかかえて「それはやったらだめよー。その時間を過ぎてからやっと行く準備を始めるんだから。」と言われました。)
そうやって、数時間も遅れて結婚式は始まりましたが、誰も困る人も文句を言う人もいないのです。
最初は、「何で時間を守らないんだろう?」と思う事もありましたが、よくよく観察してみると、誰も困ってはいないし、結局時間を守らなくても、すべてがうまくいっている事実に気づくものです。
また、藤村靖之先生が教えてくれた、アメリカインディアンの言葉に「小さいことは笑い飛ばせ。中くらいのことも笑い飛ばせ。大きいことも笑い飛ばせ。」というのがありました。
あれこれ文句いうのではなく、このくらいの大らかな気持ちでいれば、ティティクシャーが実践できるかもしれませんね。