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子どもを二人育てていると、同じ環境で育てているはずなのに、全く違う部分がでてきます。
息子は短気で、好きな事じゃないとやらないタイプ、興味の範囲は狭く、好きな事となればとことんやります。
身体は色黒で、がっちりしています。
娘はおっとりしていて、周りに影響されずにコツコツやるタイプ、浅く広く色々なことに興味があります。
身体は色白で、柔らかいです。
目に見えるもの、をサンスクリット語でストゥーラ(粗いもの)と言います。
それはどうやってできるかというと、二つの要因があります。
1.サーマンニャ・カーラナ(普遍的な要因)
2.ヴィシェーシャ・カーラナ(個々に違う要因)
です。
サーマンニャ・カーラナは、土水火風空から成っています。
いわゆる、物質的な要素です。
一方のヴィシェーシャ・カーラナは、過去生の行い、すなわち、カルマによって決まります。
カルマですから、良い行為や結果(プンニャ)もありますし、良くない行為や結果(パーパ)もあります。
兄弟でも、身体の丈夫さ、肌の色、髪質など、違いがあるのは、カルマ、例えば、過去生での食べたものや食べ方、生き方などで決まります。
それだけでなく、なぜその親に生まれたのか、というのも決まるのも、カルマです。
全ての生まれに偶然はなく、過去生の行いの結果なのです。
そう考えると、子どもの外見や性格など、面白く観察できると思いませんか?
「遺伝子だ」「生まれ持った性格だ」と一言で済ませるよりも、その後ろにある行い全般に思いを馳せることができますし、何より、今の行いを正しくしようと思えます。
自分のところに生まれてきてくれた、という結果に感謝して、育てていきたいです。
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