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子どもを育てていると、愛情なのか、執着なのか、わからなくなることがあります。
「こんなに頑張っているんだから、入賞してほしい」と思ったり、「将来はこんな道もいいんじゃないか」と願ってみたり。
こんな時に教えてくれるのは、バガヴァッドギーターのこの文です。
すべてのものに愛着なく、種々の善悪のものを出て、喜びも憎しみもしない人、その人の智慧は確立している。(BGⅡー57)
ここで、愛着はスネーハ、すなわち粘着するものと書かれています。
愛情を持つ人がどこにいても、頭の中で考える、自分にくっついている、という意味です。
これは全く問題ではありません。
ただ、アビスネーハ、執着になるとやっかいです。
執着は、ある種の拘束があります。愛情の対象となる人が、いつしかコントロールの対象となります。
「塾に入れてあげたんだから、成績伸ばしなさい」とか、「育ててあげたんだから、老後の面倒みなさい」とか、愛情であったはずが、いつしか子どもが自分の所有物のようになり、コントロールする対象に変わっていきます。
賢者は、執着しないと言われています。
愛情はあるけど、執着はしない。
気を付けて子育てをしていきたいですね。
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