Apricot tree yoga
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ヨーガの実践で感覚器官を引き下げる

久しぶりに、ショッピングモールに買い物に行きました。

数か月行かなかったこともあり、新しいお店、ステキな夏服、美味しそうな食べ物に目移りしてしまいました。

いい匂いがすれば、あぁ、食べたいなぁと思い、ステキなワンピースがあれば、あぁ、着てみたいなと思うのです。

わたしたちの感覚器官は常に外からのたくさんの情報を与えてくれます。

目も、鼻も、耳も、そのままの情報を教えてくれるのです。

でも、その情報に対して、「食べたいな」「着てみたいな」と思うのは、わたしたちの考えです。

あれを食べたら一緒にコーヒーも飲みたい、とか、あのワンピースは夏の旅行にいいんじゃないか、と空想はどんどん膨らみます。

そのまますべてを買っていれば、欲望のままに生きていくことになってしまいます。

 

ちょうど亀がその手足を引っ込めるように、その人の感覚器官の対象物から感覚器官を完全に引き下げることのできる人であるなら、その人の知識はしっかりと、とどまっています。(BG2-58)

どうやったら、亀のように感覚器官を引き下げることができるのでしょう。

ヨーガの先生は、カルマヨーガとニャーナヨーガの実践だとおっしゃっていました。

そうすれば、自然の風景として物事をとらえられるようになり、いい匂いがしても、「それを食べよう」とか、ステキなワンピースを見ても「それを着てみたい」とかではなくなるそうです。

たしかに、このような事は、少し時間が経てば、どうでもよくなったりもします。

子どももそうで、アイスクリーム屋さんの前を通りかかって「食べたい!」と言っても、すぐに歩いて通り過ぎれば忘れてしまってます。

なので、子どもが「食べたい」と言ったら、「そうだね、アイスは美味しそうだね」と言って通り過ぎれば、感覚器官がまたほかの情報をとらえて他に興味が向いていくでしょう。