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【首尾一貫感覚】自然の行いはすべてダルマに沿っている

「首尾一貫感覚(sense of coherence)」というものがあります。

アメリカの医療社会学者であるアントノフスキー博士が、第2次世界大戦中にアウシュビッツなどの強制収容所で過ごしたユダヤ人にインタビューを行いました。

過酷な環境で同じように過ごしていた人の中には、ストレスに負けて健康を害した人もいれば、ストレスに打ち勝ち生還できた人もいました。

博士はこの研究により、ストレスに負けない人の共通点を見出しました。それが「首尾一貫感覚(SOC)」です。

1.把握可能感――困難な状況に置かれている自分の状況を、順序よく整理して理解し、受け止め、今後の状況をある程度予測できる感覚。

2.処理可能感――目の前の困難な課題に対し、なんとか対応できると思える楽観的な感覚。

3.有意味感――どんな困難に対しても、なんらかの意味を見出せる感覚。

コロナウイルスへの感染者増えてきている上に、さらに大雨が続いていて、甚大な被害をもたらしています。

下手すると不安でいっぱいの日々ですが、俯瞰してとらえて万全の対応をとった上で、なんとかなるさと思う気持ち、そしてこれを機に世の中が良い方向にすすむように思う事が、ストレスを減らすポイントでしょう。

聖典の勉強をしていると、自然の行いはすべてダルマだと教わります。

コロナ禍も、大雨もダルマに沿っていることだとすれば、何か大切なことを人間に教えてくれているのではないのかと思えてきます。

心当たりもあります。

経済政策が中心で、地球環境との調和は後回しにしている事実を、たくさんの人が感じているからです。

自然が教えてくれている大切な事をよく考え、自分の生き方を見直し、調和して生きることを今こそ始めないといけないのかもしれません。