Apricot tree yoga
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philosophy

【ダルマ】心の中の違和感は不調和のしるし

自殺者の人数が、すごく増えているそうです。

コロナの影響も大きいのでしょうが、このようなニュースを目にすると、苦しくなります。

その人の苦しみ、周りの人の悲しみ、そして他人事ではないという想い。。。いろいろな想いで苦しくなるのです。

 

一見とても健康である人が、自ら命を絶つ。これは、その人の中に、何らかの調和が乱れているからでしょう。

そして、それはいつでもわたし自身にふりかかることに他なりません。

 

人が求めているもの、すなわち、生きている目的は、4つあると言われています。

アルタ(安全・安心)、カーマ(喜び・楽しみ)、ダルマ(調和・秩序)、モークシャ(自由・安心)です。

 

お金がある、家がある、健康がある、仕事がある、家族がある、食べ物がある。これらはアルタです。

世界中を見たい、おいしいグルメ巡りをしたい、ショッピングをしたい。これらはカーマです。

 

アルタもカーマも、世界中の誰もが求めるものです。

でも、これら二つが確実にかなえられている人が自殺をしていたりする現実。。。

 

ここにダルマの重要性があるのではないでしょうか。

ダルマ、すなわち調和です。

仕事をしていても、その仕事で破壊されている環境がある。

お金はあるけれども、良い行いで得たものではない。。

身体は健康であっても、健康であることに必死で、流行りの健康法ばかり試している。

家族はいても、ほったらかしで、ストレスのはけ口になっている。

食べ物はあるが、インスタントや冷凍食品ばかり。。。

 

この、調和の乱れ、実は本人も気づいていたりします。

生活をしていく上で、なんとも言えない違和感を感じたことはありませんか?

仕事していてもむなしい。

旅行にいっても写真を載せていいねをもらおうと思って行動している。

お金がある人を選んで結婚したのに、なんか満足できない。

自分は賛成していないのに、周りから色々言われるのが嫌で賛成のふりをした。。。

 

わたしは、以前は、この何とも言えない違和感を感じることが多かったです。

ここで反対したらきっとみんな嫌がるだろうな。とか、行きたくないと言ったら嫌われるだろうから行こうかなとか、周りの人の目を考えて子どもにあれこれ言ってみるとか。

でも結局辛くなるのは自分自身なのです。自分自身が辛くなるように自分自身で選択してしまっていたのです。

 

ヨガは調和を大事にします。

なので、ヨガをする人は、ダルマを一番初めに考えないといけないと言われています。

これは、カルマヨーガと呼ばれます。

 

何かを選ぶとき、これは果たしてダルマに沿った選択なのかを考えること。

それを続けることで、自分の中の違和感をなくしていくこと。

 

時間はかかりますが、こうやって日々の選択を正しくしていくことで、違和感がなくなり、自分自身に満足できるようになるはずです。

そう信じて、毎日「ダルマに沿った選択ができますように」と祈り、行動するようにしたいと思っています。