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philosophy

【プルシャールタ】人間だもの、知性を使おう

人間の目的には4つあります。プルシャールタと呼ばれています。

アルタ、カーマ、ダルマ、モークシャの4つです。

アルタは、安全安心という意味です。

お金、仕事、家、健康、家族、食べ物など、誰もが持っている、これがあると安心というものを指します。

カーマは、喜び、楽しみという意味です。

旅、ランチ、コーヒー、ショッピング、おしゃべり、読書など、自分の喜びのためにあるものを指します。

この2つは、世界中の人すべてが求めているものです。

 

では、ダルマは何でしょう。

ダルマは、調和や秩序という意味です。

自分のためだけでなく、他の人や、地球のことを考えて、すべきことと、すべきではないことを選べる人なのです。

これは、人間だけが持っている「知性を活かしている」ことになります。

 

動物は、良くも悪くも今を生きていて、明日の予定を考えたりすることもなければ、注目を浴びたいという理由のために選ぶこともありません。

人間だけが、選ぶことができます。

その選ぶこと、選択を知性を持ってできるのか、これがダルマです。

 

ダルマがないと、どうしても不調和が生まれてきます。

どんなにいい家に住んでいても、お金持ちと結婚しても、美味しいものを食べて、と、一見すごく幸せに見えていても、なにか満たされない人がいます。これは、なんらかの不調和があるからです。

突然、精神を病んだりして発覚しても、それは突然ではなく、必然、ダルマに沿っていない生活が続いていた結果なのです。

一方で、ボロボロの家に住んでいても、お金がなくても、毎日粗食でも、幸せだ、という人もたくさんいるのです。

ダルマに沿った生活をしているからなのでしょう。

 

ヨーギーは、ダルマ、アルタ、カーマ、モークシャが、人生の目的だと教えてもらいました。

アルタやカーマよりも、ダルマが先にくるのです。

自分よりも先に、調和を考える。これは簡単なようで、とても難しい。。。

毎日が、たくさんの選択の連続です。ダルマに沿って選んでいけるようにしていきたいです。