カパ体質(水+土)の人や、だるいとき、なんだか重い気分の時(カパが増えた時)に、基本的に人は甘み(カパの味)を求めます。
そうすると、カパが過剰になり、身体のバランスを崩してしまいがちです。
疲れた時やなんだかだるい時に、なんだか無性に甘いものを食べたくなったり、それを食べるとさらに動きたくなくなったり、という経験はありませんか。
それはどんどんカパを増やしているのです。
わたしはプラクルティ(生まれた時に体質)がカパが強いので、もう、甘いモノにはいつでも目がありません。。。
アーユルヴェーダでこういった時におすすめされる甘みは、はちみつです。
はちみつはとても甘い味ですが、アーユルヴェーダの6つの味の区分においては、甘みではなく渋みに分類されています。
身体を冷やさない甘さなのです。
それどころか、脂肪をナイフのように削り取る働きもあるそうです。
すごい!
ただ、陰陽の関係で考えれば、はちみつも砂糖と同じく陰が強いです。
しかも動物性食品なので、マクロビオティックではあまり勧められてはいません。
もちろん精製された白砂糖に比べれば、ミネラル豊富や酵素が大変豊富な点や、自然のおだやかな甘味というのは、かなり良いといえます。
ですので、普通の食事からマクロビ食に移行期とか、どうしても甘みが欲しくて我慢できない、というときには取るのは問題ない、という扱いです。
常食、多食はおすすめされていません。
結論としては、甘いモノ食べたいなぁと思ったら、「白砂糖を使ったものよりもはちみつをとるほうがまし」と考えればいいと思います。
もちろん、冷たいものよりも温かいものを。今の時期なら、白湯に蜂蜜、さらにショウガを入れると身体が温まります。
この時のポイントは、白湯が少しだけ冷めてからはちみつを入れることです。
はちみつは熱を加えると、アーマ(毒素)になると言われているからです。
目安は65度くらいなので、熱々ではなく、フーフーして飲めるくらいの熱さになった時に入れるのがベストです。
甘いモノをが欲しい時に少量を、という意識ではちみつをうまく活用しましょう。