変化の前には、悪いものがすべて出るそうです。
例えば引っ越しの前の家のように、新しい場所に行く前は、ぐちゃぐちゃになってしまいます。
例えば、玄米菜食は体にいいと言われていますが、最初は好転反応として、不快な症状が出ることもあります。
でも、そのぐちゃぐちゃがなければ、変化できないのです。
今まで生きてきたことを振り返ると、誰にでも思い当たることはたくさんあるでしょう。
たとえば、ずっと相手に不満がたまっている時、心は悶々としていて、その不満を相手に打ち明けたら、一瞬ぐちゃぐちゃになります。
でも、その後には、新しい世界がやってきます。
嫌な仕事をイヤイヤやっている時、新しい変化を求めています。
「やめます」、と上司に言えば、一瞬ぐちゃぐちゃが起こります。
でもその後は、また新しい世界がまっています。
人間は変化を嫌うものだそうです。
満員電車に乗って、ストレスいっぱいに毎日通勤しても、転職するという変化よりもましだと思うそうです。
変化というものの前にあるこの悪いものがでる感覚を、誰もが知っているからかもしれません。
TTCの先生が教えてくれた話です。
幼稚園の子どもがいるお母さんが、ヨガのTTCを受けに来ていました。
普通の主婦だった彼女が、ヨガの受講が進むにつれて、どんどん学ぶのが楽しくなり、ブログを書いたり、クラスを開いたり、そのためにチラシをつくったりと、イキイキ活動をするようになってきました。
幼稚園のママ友の中には、「何のためにやっているの」とか、「何を目指してるの」とか、明らかに不快な態度を見せてきたそうです。
わたしもとても似たような経験をしました。
子育てしながら熱中できることを持つ人を、妬ましく思う人は一定数いるというのを知りました。
変化の前には、必ず悪いものがでる。
でも、その後には、必ず新しい世界がある。
ぐちゃぐちゃになっている時は、これで新しい世界に行けるんだな、とポジティブに考えれたらいいなと思います。