緊急事態宣言で、家族が家にいることが多くなりました。
今まで朝ごはんやお弁当の残りで済ませていた自分だけの昼食も、その都度増える機会が増えました。
今流行りのおしゃれな「つくりおき」にちょっと憧れてしまいます。。。
アーユルヴェーダ的には、3時間以上経った食事を食べるのは、タマスが増えると言われています。
タマスはパンチャマハーブータでは、地+水でできているので、カパと同じです。
ただでさえ冬はカパが高いのに、食事でさらにカパを増やしては、もうわたしなんかは、こたつから動けない生活になってしまいそうです。
ちなみに、肉や魚、卵といった動物性たんぱく質はカパを増やすものなので、これらの動物性たんぱく質を作り置き、というのは相当カパの増加につながります。
でもよく考えれば、お弁当だって朝早くに作るので、食べるころには3時間なんてとっくに過ぎてしまいます。
ところが、インドのムンバイではお弁当は温かいものを届けるビジネスが、もう100年以上前からあるとか!!それはダッバーワーラーと呼ばれています。
元々は、インドがイギリス植民地時代に英企業で働いていたインド人が、勤務先の食事の味や宗教的理由で食べたくないと思い、家族が調理したお弁当を勤務先に届けるというビジネスが始まったとか。
このシステムだと、いつでも新鮮で安全な食べ物を食べれますし、カパを増やさないので午後に仕事があっても怠惰にならずにすみますね。
このダッバーワーラーに就く人たちは、文字が読み書きできない人が多いそうで、完全アナログなのだそうです。
でも、ほとんどお弁当の届け間違いがないとか。すごい!!
若いころ住んでいたグアテマラのバスを思い出します。
運転手と集金をする人がペアで働くのですが、この集金の人が、どこで降りるのかを聞いてお客を乗せます。
二人しか座れないところに3人押し込んだりするくらいギュウギュウのバスなのに、隙間をうまく通り抜けながら、見事な集金をしていきます。
この時にいちいち降りるところを聞かずに、いくらだと言われ、それに間違いがないのです。
彼らも、文字の読み書きができない人たちだと言われていました。
ダッバーワーラーは映画にもなっています。