楽健寺酵母のパンを焼き続けています。
HBでできるお手軽な天然酵母パンですが、美味しいし、健康にいいし、毎日食べても全然飽きないです。
焼きたてを食べるのも美味しいですが、数日経ったものをトーストしても、蒸しても美味しいのです。
酵母に玄米ごはんがはいっているからか、洋食だけでなく和食にも合います。
パンが大好きで、若いころはパンの食べ歩きばかりをし、それだけでは飽き足らず、レーズンだけではなく、柑橘類やら甘酒やら、色々なもので酵母を起こし、パンを作ってきました。
もちろん、ホシノ酵母や、白神こだま酵母なども使ってきました。
こういった酵母で焼くパンは、たまにイベント的に作るのは楽しいのですが、家族のために毎日となると、手間や時間が大変ですし、費用も高いのです。
あれこれやってみた末、楽健寺酵母が最も楽で、かつ安いことに気づき、落ち着きました。
また、この酵母を作られた山内宥嚴先生は、楽健法という足で相手の全身を踏む健康法の創始者でもあります。
自分の病気をきっかけに、健康について、そして地球環境のことを深く考え、研究され、あれこれ試行錯誤されてこのパンを作られたそうです。
たくさんのパンがある中、そのような貴重なものに出会えたことに、感謝の気持ちがあります。
実際、宥嚴先生は、80歳を過ぎても肌艶も良く、何時間も立ってお話されても何ともないくらいお元気でいらっしゃいます。楽健法とパンのおかげだとか!
酵母作りは、はじめはちょっと面倒だな、と思っていたのですが、慣れてしまえばとても簡単です。
また、スーパーで手に入るもので酵母がおこせるので楽なこと、また、しばらくパンを焼かなくても、また元気にパンを膨らませてくれる強い点が気に入っています。
全く健康に興味がない友達でも、長年続くくらい簡単で、しかも市販の菓子パンなどを食べられなくなるくらい美味しいのです。
酵母の作り方
材料(あくまで目安です)
・りんご 半分
・人参 中くらいの大きさの約半分
・山芋 5cmくらい
・玄米ご飯(白米でもOK) りんごと同じ位の量
・砂糖 スプーン1杯
・塩 ひとつまみ
・スターター スプーン1~2杯
材料は、りんごがたくさんあったら多めに入れたらいいし、玄米ごはんがなければもちろん白ごはんでもいいし、と柔軟に対応してください。どんなバランスでも大丈夫です。
目安は、どれも大体りんごと同じくらいの量、という感じです。
りんご、にんじんは無農薬が手に入れば皮ごと、農薬など気になる場合は皮は剥いてから使用します。
塩は、わたしはいつも入れ忘れますが、問題ありません。入れると発酵促進になります。
スターターは毎回パンに使った残った量を入れるので、多少多くても少なくても大丈夫です。
これらを全部フードプロセッサー(もしくはミキサー)にかけて、よく攪拌します。
そこに強力粉を入れて、柔らかい味噌の硬さに調整します。
瓶に入れて、酵母が呼吸できるようキッチンペーパーやガーゼで蓋をし、夏以外は暖かいところに置いておきましょう。
お日様の光が当たるほうが、元気になる気がします。
夏場は、暑さで酵母の元気がなくなりがちなので、涼しいところの方がいいです。
1日置くとしっかり発酵し、倍くらいの量になります。
そこからもう少し時間をおいて、少し沈んだ時ができあがりです。
パンを焼くときの酵母として使えますし、次回酵母を起こすときのスターターにもなります。
容器に蓋をして、冷蔵庫で保管しましょう。
パンの作り方
わが家の作り方です。
材料(HB1斤用)
・強力粉 280g
・砂糖 スプーン1杯
・塩 5g
・油 5~10g
・酵母 90g~100g(酵母はよく混ぜて入れます。酵母はもっと少なくてもパンは膨らみますが、栄養面を考えてこのくらいは入れています。)
・水 180g(酵母が固めの時は少し多めに入れると良いです。)
HBにセットして、天然酵母コースで焼きます。
アーユルヴェーダ的なパンの焼き方
パンを焼くときの油は、ぜひギーを使ってみてください。
ギーは消化力をアップする、素晴らしい食材ですが、なかなか日本の食卓では取り入れにくいと思われがちです。
ギーを入れたパンはとても味が美味しく、コクがあります。
もし、食べる時にバターを塗るのであれば、それもギーにしてもいいかもしれません。
そして、パンを焼くときの砂糖の代わりに、はちみつは使わないようにします。
はちみつは、熱を加えるとアーマ(毒素)になると言われているからです。
これは、アーユルヴェーダに精通している、このパンの創始者、山内宥嚴先生がおっしゃっていました。
出来れば、精製された白砂糖ではなく、素精糖(わたしは生活クラブという生協で購入しています)や洗双糖など自然の甘みが活かされたものが良いでしょう。
一度ココナッツシュガーで作ってみましたが、香り高く美味しいパンができたので、これもおすすめです。
あれこれ試すことができるのが、手作りの良さです。
ぜひ、ご家庭で楽健寺酵母のパンを作って食べてみてください。