昨日はわたしの誕生日。あいにくの雨です。
夫と子どもたちが全部家事をしてくれるということで、ゆっくり家で本を読むことにしました。
選んだのは、『緑の島 スリランカのアーユルヴェーダ』です。15年も前に書かれた本なんですね。
野菜を作る歯科衛生士、Yu-kiさんのnoteはこちら↓
読んでびっくり!今まで学んだことがすべてわかりやすく書かれている!!
これは著者の岩瀬幸代さんが、ちょっとした興味からスリランカでアーユルヴェーダの施術を受けるのですが、どんどんと深みにはまっていく体験記です。
ドクターに食べてはだめと言われたものをちょっと口にして病状が悪化したり、身体の内側が良くなったら外側、見た目も良くしようと、ドクターに若返りをリクエストしたりと、「それわかるわー」と思いながら読んでいきました。
スリランカ独自の発展や、仏教との関わりなども書かれていて、「あー、ドクターが話していたな」と思い出し、講座の復習にもなりました。(スリランカ人ドクターから学んだので。)
興味深かったのは、岩瀬さんが様々な病気を治せると言われるドクターたちに会いに行き、その様子を見たりインタビューしたりするのですが、現地の病院のドクターたちが、必要以上のお金を受け取らないことです。
でも結局、こういうドクターたちにとってお金は二の次なんじゃないのか。もし、誰かを治してあげたいという純粋な気持ちより、お金が先行すれば、その時に人を癒す力はうしなわれてしまうのかもしれない。
誰かを治してあげたいという気持ちは、患者の身体を良く観察し、たくさんの手間と時間がかかることでも惜しまずに治療を行うことに繋がります。
お金儲けに走ると、何らかのひずみが生まれてくる気がします。(日本の病院は大丈夫だろうか!?)
そういえば、わたしのヨガの先生も、瞑想指導はお金をとりません。それは、先生のグルからの教えで、瞑想は天から与えられたものなのに、自分がお金をとることはできないときっぱりおっしゃいます。
また、本の中で280種類の材料で出来ている魔法のオイルが紹介されるのですが、環境破壊とともにオイルが作れなくなり、人々を治すことができなくなることを危惧していました。
自然の破壊とともに、わたしたちの身体もだめになっていくのではないかと。
環境優先か、経済優先か、とまるで二択のように言われる世の中ですが、結果は決まっているのではないのだろうか…。
病気になったらぱっと病院に行って、ぱっと治すという、西洋医学の生活に慣れていると、アーユルヴェーダのような日々の生活や食事を大切にして、病気を予防する生活は、時間がかかるし面倒くさいものです。
でも、わたしたちは、結局は自然と共に生きていくことしかできないんだ、というのを改めて考えた本でした。
本を読み終えたら何かしたくなり、今日一日頑張って家事をやってくれた夫に、ハーブパウダーを使ってヘッドマッサージをしてあげました。
アーユルヴェーダってやっぱり時間も手間もかかるけれど・・・、環境にも負担がかからないし、髪もサラサラになり、そして何より感謝も表すことができて、良い一日になりました。
Yu-kiさんがカルナカララの講座を受けた様子はこちらから。
どんな想いで受けたのかとか、緊張したテストの様子がわかって、とても面白いです。
https://note.com/ukitam6/n/nc435586beaa5
https://note.com/ukitam6/n/n33921b981752
https://note.com/ukitam6/n/ne215f6bb12dd