若いころは、どこの国でどんなものを食べても意外とお腹を壊さないので、きっと胃腸が強い体質なんだろうと思っていました。
でも、だんだんと年を重ねるにつれ、食べすぎると胃もたれがひどかったり、お腹が全然すかなかったりと、消化力が落ちていくのを感じています。
特に、生ものや外食での揚げ物を食べると、その後しばらくは調子が悪いのです。
今は春、カパの時期なので、さらに重い感じがするのかもしれません。
そういった、消化力を上げたい時に役に立つのは、トリカトゥです。
トリカトゥは、トリが3、カトゥが の意味で、その名の通り、3つのスパイスが同じ比率で混ざったものになります。
1つ目がショウガ、ジンジャーパウダーです。
ショウガは、身体を熱くする性質であり、ピッタを上げます。
冷え取りの味方として、今ではおなじみになりましたが、日本のお手当でも梅生番茶やショウガパスタ―(湿布)などで昔から使われてきました。
2つ目は、黒胡椒、ブラックペッパーです。
料理にもよく使われるので、家に常備されているご家庭も多いと思います。
これも辛いので、ピッタを上げます。
3つ目は、長胡椒、ロングペッパーです。
ヒハツやヒバーチ、もしくは沖縄の島コショウと言えば、わかる、という方も多いかもしれません。
大きなスーパーではSB製のものを見かける時があります。
粉はちょっと緑っぽく、独特の辛味があります。
ミックスされたものも売っています。便利ですね。
消化力の低下を感じる時、このトリカトゥを白湯に溶いて、飲みます。
少し後に喉にくるピリッとする感じがわたしは好きですが、好き嫌いが分かれるかもしれません。
そんな時は、はちみつを入れるとまろやかになって飲みやすいです。
はちみつは、白湯が少し冷めてから入れるようにします。
このトリカトゥ、お料理にも使えます。
ショウガとコショウの組み合わせなので、どんな料理にでもパラパラと振りかけると、少し刺激が入って美味しくなります。
辛いのが苦手な子どものために、辛味抜きで料理をするとき、出来上がりに大人の分だけふりかけると便利です。チャーハンとか、ラーメンとか、なんでも合います。
結構日常にも取り入れやすいのです。
でも、摂りすぎには要注意です。
トリカトゥを多く摂った日は、なんだか大したことないことなのに、子どもに注意することが増えるようで・・・。
ピッタが上がりすぎるんでしょうね。
なので、量はほどほどに、また1週間飲んだら1週間空ける、もしくは消化力が落ちていると感じる時だけ飲むなど、続けて飲み過ぎないようにするのが大切です。