アムラのことだけで本一冊?何をそんなに書くことがあるんだろう??
不思議に思って、この本を読んでみました。
『アーユルヴェーダの驚きの果実 アムラの真実』
この本の監修をされた森田要さん、実は美容師さんです。
美容師さんがアムラの本?ますます不思議な感じです。
森田さんは、南青山のkamidokoというサロンで、カットとヘナだけを行う美容師さんだそうです。
kamidokoのHPを見たら、植物いっぱいのステキなところです。
そして、オーガニックのヘナを取り扱うLaksmiというお店もされています。
森田さんが、品質の良い、安全なヘナを求めていたところ、たどり着いたのが、CNP社というインドの会社でした。
このCNP社は、「自然本来の方法で母なる自然に戻る」という信念の会社であり、社長さんは、薬用植物の研究者としても活動しています。
森田さんがインドにあるCNP社の農場を訪れた際、ちょうど収穫したアムラの実の加工作業を見学し、その時に社長さん親子がアムラについてまとめた書籍をプレゼントしてもらったのが、この本だということです。
ですので、この本は、環境に配慮したヘナを育てるインドの会社、CNP社の社長さん親子が書いた本の翻訳本なのですね。
アムラについて、まずは栽培方法(!)、そして使用法、病気や体質に有効な使い方など、多岐にわたります。
アムラだけで、すべての病気を治せるんじゃない!?と思うくらい、ありとあらゆる病気に対する、アムラを使った対処法が載っています。
聞いたことのないハーブの名前もそれはそれはたくさん出てきます。
なぜなら、アーユルヴェーダの古典書から忠実にアムラの事について書いているところも多いからです。
こう書いてしまうと、「アムラなんて、日本じゃそうそう手に入れられないし、知らないハーブがたくさん出てくるなら、実践的じゃないな。」と思ってしまうかもしれません。
でも、例えば、
〈多汗症〉
アムラを煎じたもので手足を何回も洗っているうちに、それまで出ていた手足の汗がでなくなります。
〈アルコール中毒〉
アムラの粉末に、その2倍の氷砂糖を混ぜて服用すると、アルコール中毒が治まります。
〈咳〉
アムラの粉末ペーストに牛乳を加えて加熱し、そこにギーを混ぜて摂取すると、咳が治ります。
といったように、シンプルに家にあるものだけでできる処方もたくさんあります。
これを読み終わるころには、西葛西にフレッシュなアムラを買いに行きたくなる、はず。いや、アムラ自体を育ててみたいと思うかもしれないですよ。
西葛西でアムラが買えるお店はこちらです。
アムラパウダーはこちらから。アムラは、別名アーマラキーです。