アーユルヴェーダ仲間のMさんから、ゴラカをいただきました。
初めて見るゴラカ、一見プルーンみたいな、きくらげみたいな…。見たことない物体です。
匂いは、ちょっと酸味のあるプルーンみたい。触感もそんな感じです。
味はかなり酸っぱい!!でもその中にちょっとした甘味があり、後から渋いような苦いような味もきます。
ゴラカとは、東南アジアに自生する木で、オレンジのような実を付けます。
別名ガルシニア。といえば、よくサプリメントで見かけます。
乾燥させたゴラカの実の、皮の部分からとれるHCA(ハイドロキシクエン酸)という物質が、どうやらダイエットの効果があるようです。
例えば、空腹感を押さえたり、脂肪の燃焼を促進したり、さらにはコレステロール値を下げるのをサポートしたりというのが期待できるとか。
このゴラカ、アーユルヴェーダの観点から見ていくと、
Rasa(味):甘味、酸味、辛味
Guna(性質):軽さ、乾燥
Veerya(効能) : 熱性
Vipaka(消化後の味): 酸味
となるので、主にカパやヴァータの鎮静になります。熱性が強いので、確かにダイエットに効果がありそう。
かといって、ラサには甘味もあるのでピッタを上げすぎたりすることもなさそうです。
ゴラカはわたしたちにとってはものすごく珍しいものですが、実はスリランカ料理の酸味付けによく使われています。
酸味だけで考えればレモンで代用できそうですが、レモンにはない、独特の香りで、味に深みがでます。
さらには、お肉や魚の臭み消し、防腐効果もあるので、スリランカのような暑い国にはピッタリ。
そういえば、以前カルナカララの講座で教えてもらった、ジャックフルーツのカレーにも使われていました。
さて。ゴラカを使って何を作ろうかな。
香取薫先生のスリランカ料理の本は、手軽にできるレシピが多くておすすめです↓
ゴラカを使った料理も載ってます。
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