娘のピアノの発表会の曲を決めなければならず、色々なピアノの演奏をYouTubeで聞いていました。
難易度もそうですが、本人の好み、雰囲気など、色々な要素を考えて、これから練習する一曲を決めます。
あれこれ検討した結果、娘が一目惚れ、ではなく、一耳惚れをした曲を練習することにしました。
音楽は、演奏家によって同じ曲でも全然違う印象を受けます。
この人の演奏は好きだと思ったり、別の人の演奏では心が躍ったり、涙がでたりと、聴き手の心も大きく変化します。
音楽療法という治療法があるくらいなので、音楽が心に及ぼす影響というのはそれはそれは大きいのでしょう。
アーユルヴェーダでも、心(マナス)は「目に見えない身体」なので、身体と同じように、五感で得たものに影響を受けるとされています。
ロックのような激しい音楽は、ピッタを上げるので、カパの人にはちょうどいいです。
全然やる気がでなかったり、いつまでも寝ていたい、と思っても、そんな激しい曲がかかったら、身体が動きたくなってきます。
ボクシングの試合の入場曲も、こういうピッタを上げる曲が多いですね。
家電のお店でかかっているような音楽は、購買意欲を掻き立てるので、ヴァータの人は控えましょう。
あれもいいな、これもいいなと、ただでさえ目移りしがちなヴァータの人の気持ちが、さらにあっちこっちに行ってしまいます。
のんびりしたリラックス音楽は、カパの人はますます動かなくなってしまうので、ピッタやヴァータの人が聴くといいですね。
心がざわざわして眠れない時に聴くのは、とても効果があります。
家で何気なくかけている音楽も、その時の自分のドーシャバランスに合わせられると、快適な時間が過ごせます。