シナモン、好き嫌いが分かれる香りだそうですが、わたしは大好きです。
シナモンロールとかのパンチがある香りが好きなのですが、あれって、カシアという種類のシナモンなんですね。
実は、シナモンには大きく二つの種類があり、一つがその「カシア」、もう一つが「セイロンシナモン」と呼ばれます。
これを知ったのは、スリランカ大使館主催のイベントでした。(大使館のfacebookからアーカイブ視聴できます。)
日本で一般的に普及しているシナモンは、ほぼカシアで、強い香りが特徴です。
逆にセイロンシナモンは、香りが穏やかで、お茶としてそのまま使えるそうです。
セイロンシナモンは高級なので、値段はカシアに比べて高くなります。
そして、カシアとセイロンシナモンの大きな違いは、セイロンシナモンはクマリンの濃度が低いことです。
クマリンは、摂りすぎると肝障害を引き起こすと言われていて、カシアの摂取許容量は1日あたり約1g、セイロンシナモンは1日あたり約350gだそう。
セイロンシナモンは安心して摂取できますね。
そのシナモンの一番の効能は、血流が良くなる事でしょう。
血行がよくなることで、冷え症の改善やダイエット効果が期待できます。
また、風邪予防や、胃の痛み止め、しわやしみの改善などにもよいそうです。
これを教えてくれたのは、ハリタインターナショナルの方たちです。
イベントでも、シナモン愛にあふれていて、たくさんのレシピを紹介してくれました。
たとえば、アイスクリームにシナモンをふりかけるとか、ポテトチップスにふりかけるとか!トマトとか!!!思いつかなかった!!
ハリタインターナショナルでは、スリランカ産のオーガニックのシナモンを取り扱っているそうです。
HPを見てみると、他にも、キルギス産の非加熱・無添加はちみつなど、品質にこだわったものがたくさん。
何より、売り上げの一部を寄付しているということで、キルギスの孤児院の事がHPに載っていました。
出来るだけこういうお店でお買い物したいものです。
わが家のシナモンをチェックしてみると、インド食材店で買ったものはやはりごつい皮のカシアでした。
パウダーで使っているものは、原産国はスリランカになっているけれど、セイロンシナモンなのかなぁ。。。(アリサンで買いました。)
ヨーロッパでは、「カシア」と「セイロン」はきっちり表示を分けているということだったので、日本でもぜひそうなってほしいものです。